2017 May

 

 
 
快晴のローマ・フィミチーノ空港。もはやお天気が良い・・・という次元ではな く「酷暑」!滑走路からの照り返しの中、巨大化したターミナルを延々 歩きよ うやくラウンジに辿り着く。急に暑くなったせいかターミナル内の空調は間に合 わず、唯一の涼しい空間がこのラウンジとあって冷えたプロセッ コのカウン ターには列が!窓辺は暑すぎるので全て空席、座りたいけど暑い・・・。冷えた プロセッコで生き返る。

 

 

   
 
 
 
あまりにも暑かったローマ空港。ターミナル内は滑走路からの照り返しが白いイ ンテリアに反射して目も開けられないほどの眩しさと暑さ、ようやく機 内に入 ると目が休まりほっとする。機内食はアンティパストもメインもお魚をチョイ ス、小麦製品を頂かないように気をつけている私はプリモにはリ ゾットを。プ ロセッコを頂いたのでお魚でもフルーティーな赤ワインを頂きようやく機内時間 が始まる。

 

 

 
 
ローザンヌ、パリ、ローマと延々に移動していたこの数日、ようやく東京に到 着。打ちあわせを一件終えて早速軽井沢へ。ホテル、レストラン、機内食 が続 き「自分で作ったものを頂きたい!」とひたすらキッチンで過ごす。お野菜を刻 んだり炒めたり、同時に複数のお料理の下ごしらえをしておくと急 な来客でも 慌てない。母譲りのチャイニーズ、まずは生姜やネギ、白菜としいたを細かく刻 んだものをたっぷり用意、後はこれをベースに麻姿豆腐や水 餃子などアレンジ 次第でいろいろに応用できる。延々にお野菜を刻むGW!

 

 

 
 
ハーブたっぷりのスープでボイルしたポークにフレッシュなマスタード、自家製 のピクルス、玉葱だけをコトコト煮たシンプルなオニオンスープを添え てブラ ンチ風にテラスで頂くごきげんなランチ。残ったポークをミンチにしてピクルス も刻んでガーリックマヨネーズで和えて、同じ素材がサンドイッ チとして再登 場。軽井沢に居ると毎食お料理できるので、その連続性がとても楽しい。そして 毎食本当に良く食べる私!

 

 

   
 
 
 
青いパパイヤのサラダ(ソムタム)のレシピを見つけて久しぶりに我が家でヴェ トナム料理を作る。青いパパイヤの代わりはなんとスイカの皮、生春巻 きに巻 く肉味噌にも生姜と白菜を入れて少しチャイニーズ風に・・・。パリのチャイナ タウンはヴェトナム、タイ、そしてベースになるチャイニーズと アジアン・ ミックスのようなレストランが多いけれど、我が家で再現するのはとても楽し い。何より体に良さそう!

 

 

 
 
スープと一言で言ってもコンソメのようなクリアなスープ、ポタージュのような 濃厚なスープ、ガスパチョやヴィシソワーズのように冷製のスープとい ろいろ なバリエーションがあるけれど、とにかく私はスープが大好き。パリで頂いた TOPINAMBUR 日本ではキクイモというおイモのピューレが忘れられず早速我が家 で再現。食感の近いサトイモ、そして少し個性的なウイキョウとネギ、ベースに なるお野菜を まずは蒸してミキサーにかける。蒸している間中キッチンにはほ んわかとした美味しい匂いが立ち込める。

 

 

   
 
 
ベースになるピューレが出来たらフレッシュなクリームチーズを加えてプロヴァ ンスのハーブを散らして、まずはサトイモのポタージュ。そしてホワイ トアス パラガスのピューレを足してトリュッフ風味のオリーブオイルをかけまわして、 芳しい春のポタージュ。スープ作りは延々にバリエーションが広 がって本当に たのしい。

 

 

   
 
 
 
本郷の弥生美術館の帰り道、東大のキャンパス内にあるイタリアンでランチを頂 く。雨に濡れた赤門、鬱蒼とした深い緑の森、広大な芝生のヤードが続 くキャ ンパスは何だか日本とは思えない。ようやく見つけたイタリアンはなんと薬学部 棟の最上階、まるで研究室のようなこの扉の向こうがレストラ ン。中には正に 「学士様」という佇まいのおじいさま方がお昼だというのに豪快に飲んでいらっ しゃる!俗物の常識やつまらないルールなどきっとどう でも良い、と思ってい らっしゃるのかしら?きっとスケールの大きな豪快な人生を歩んでいらっしゃる のだろうな、とデザートのパンナコッタを頂きな がら勝手に思いを馳せる私。 「佇まい」はやはり何かを語るもの・・・。

 

 

   
 
 
 
今年になって12年ぶりに再開したテニス、そのお仲間とナポリ料理をご一緒す る。お医者様と弁護士の先生、そして建築家の方々という混合チームな だけに 話題もさまざまに飛び楽しいディナーになる。アンティパストからデザートまで どれもたっぷりと大皿のサーヴィス、皆さんがワインで盛り上 がっている喧騒 と共に何だかイタリアの街角に居るよう。雰囲気もお料理もワインも素晴らし かったけれど何よりものご馳走は豊かな話題、皆さんがそ れぞれにスペシャリ ストなのでお仕事のお話を伺うのも興味深い。

 

 

 
 
 
レストランで頂いたメニュウを家で再現するのは楽しいモノ、早速先日のナポリ 料理からアイディアを頂いてオリーブオイルでソテーしたカツオをサラ ダに トッピング、イワシのグリルにはバルサミコとパルメザンを散らして。主人が事 務所に居る日はランチもディナーのよう?

 

 

   
 
 
我が家の近くに新しく出来た「青果市場」?と思うような八百屋さん、コリアン ダーや大葉など香草類は箱売りなので香草好きの我が家には嬉しいお 店。早速 コリアンダーを束で買って来てヴェトナム料理を作る。生春巻きに巻く肉味噌に もたっぷりのコリアンダーを炒めて入れる。もちろん生でもサ ラダのごと く・・・ボールいっぱいのコリアンダーがあっという間に無くなる我が家。

 

 

 
 
我が家の近くにフランス人の子供達が通うリセ・フランコ・ジャポネが出来て数 年、ご近所でフランス語が聞こえたりフランス人とすれ違ったりするこ とも すっかり日常。フランス人が好きそうなカフェやバールも次々にOPENしてフ ランスの祝日前夜などはパリに居るのかと思うほど。佇まいも何だ かパリのよ うなタパスとワインの小さなバール、タマネギたっぷりのエビのアヒージョや キャベツのアンチョビソテーなどお野菜のメニュウが充実して いるのが嬉しい。

 

 

 
 
ここのところあまりにも忙しかった・・・ようやく一段落して軽井沢へ。新幹線 に乗る時点で何だかとても嬉しい。ぐっすり眠って快晴の朝、午前中は キッチ ンで下ごしらえにいそしむお楽しみの時間。テラスで頂くワンプレートの「ビタ ミンランチ」。サーモン、カボチャ、ブロッコリーに人参が定番 の素材、血液 サラサラのためにタマネギのスープも忘れずに。

 

 

 
 
 
軽井沢にいる時は夜はほとんど和食。ブリの照り焼きやカツオのたたきなど新鮮 なお魚に、ネギ、小松菜、大根とお豆腐が付け合せの定番素材。ランチ のスー プに代わって発酵食品であり大豆製品のおみおつけを添えて。日本酒をお猪口に 少しだけ頂くのも最近のお楽しみ。

 

 

 
 
 
2泊で軽井沢に来てもいつもテラスかキッチンに居る私、久しく軽井沢銀座にも 行っていない。友人と会うのも「もみのお家のテラスで・・・」と結局 私は別 荘から全く出ない!そしていつもお野菜を刻んでいる。和・洋・中とまんべんな く作っているけれど、お野菜を刻んでいると何故か落ち着く。忙 しい日常でざ らついた気持ちがすぅーっと整って行くような・・・「シンプルなレシピを丁寧 に作る」、こんな事が私のリラックス&リセット法なのか も知れない。

 

 

 
 
パリからの友人3人と久しぶりにランチをご一緒する。もう30年ものお付き合 い、私は21歳だった・・・。ほとんど「幼馴染みーパリ版」という感 じで思 い出話は尽きない。そして今もこうして仲良くできるのはヒトエにお姉さまのよ うなY嬢のおかげ、今日のランチももちろん彼女のセッティン グ。お喋りに夢 中になることがわかっていたので「割烹のお弁当」はぴったりなチョイス。そこ ココに活けられた美しいお花や陶器をあまり見ず・・・ ひたすら頂きお喋りす る私達、カウンター越しに説明して下さる板前さんもタイミングが難しかったで しょう!

 

 

 
 
 
 
今年は銀婚式を迎えいろいろな方にお祝いして頂き嬉しいけれど、自分 の事ながら何だか信じられない。25年?あっと言う間だったよ うな、 ずいぶんいろいろな事をやって来たような不思議な気持ち。お仲人夫人の西洋美 術史家のS先生とはお式以来パリ,東京ヴェネチアと 親しくお付き 合いさせて頂き本当に感謝。そして世界中のレストラン情報を共有させて頂いて いる私達、お祝いのディナーにお招き頂く。「瓢 箪から駒」 をフランス語にした店名もユニークで、アミューズからメイン、デザート までが絶妙なハーモニーで構成されていて久しぶり に美味しいフレンチを堪能 する。鴨やサーモンも焼き加減が素晴らしくデザートのバリエーションも珍しく 楽しい。素敵なディナーに心から感謝!

 

 

 
 
5月だというのに急に真夏日になりびっくり、久しぶりに我が家のご近所にある チャイニーズへ。パリのチャイナタウンにありそうなこのお店、日本語 がほぼ 通じないので全て写真と番号でオーダー、細かい事は何も通じない!でもその美 味しさは折り紙付きで、バンバンジーやピータン豆腐のようなシ ンプルなメ ニュウが実に美味しい。オープンキッチンと言うより「丸見え」の厨房もタイヘ ンな迫力!巨大な中華なべで魔法使いのように調合する「タ レ」は山椒や唐辛 子、ネギ油やゴマ油などをじゃぶじゃぶと・・・。冷えた生ビールが美味しい真 夏のような夜。

 

 

 
 
 
アメリカに行くと、特に西海岸ではメキシコ料理は本当に身近なスナック、旅行 中もお腹が空くと「タコベル」?・・・と本当にお世話になった。一時期日本 でもパリでも「TEXMEX」などと言って流行ったけれどあまり定着しなかったよう。快晴の日曜日、懐かしいタコベルでメキシカンランチを 頂く。テラス のお席までは西海岸のようだけれどココは表参道、見えるのはパームツリーでは なく車の列。それでもタコスを頬張ると何となく西海岸の 気分が蘇る。

 

 

   
 
 
 
同級生で親友のH嬢と少し遅い50歳のお祝いのランチ、「どこにする?」とレ ストラン選びもたのしく結局私の友人のレストランに決定。一番町とい う場所 柄、閑静な街並みにひっそりある秘めやかなこのレストラン。上質な和風フレン チ、と言う感じでお魚の焼き加減も絶妙、名物のゼリーはフレー ヴァーを選ぶ のも楽しい。プチフールの小さなクッキーもしっかり美味しいのが印象的。サー ヴィスも丁寧で健康的、何とも気持ちの良いレストラン。 私達も50歳・・・ もうずいぶん長く一緒にいるけれど、これからもどうぞよろしく!

 

 

   
 
 
 
母の法事以来すっかり旧交を温めている従姉妹たち、従姉妹姪もすっかり大人で 趣味の話が合うのでとても楽しい。90歳を過ぎても元気で溌剌とした 叔母も 一緒にテーブルを囲む。お料理上手な従姉妹からレシピを教わりつつ味わう。そ ら豆のポタージュは繊細で濃厚、牛肉の西京味噌漬けは赤ワイン にぴったり! フレッシュな苺のパウンドケーキもジューシーで美味しく季節感たっぷり。敬愛 する叔母、いつまでも元気で居て欲しい・・・。

 

 

 
 
 
久しぶりに友人とお寿司を食べに行く。忙しい昼間でも江戸前のお寿司は「長居 は禁物」という雰囲気で、さらっと美味しく頂ける極上のランチ。お寿 司が美 味しいのはもちろんだけれど、わかめと大根にお出汁をかけた付き出しが密かに とても美味しい。午後には軽井沢に行くので足早に銀座を出る、 こんな事が出 来るのも軽井沢ならでは。

 

 

 
 
 
Plats index 再び大量の「書き仕事」を持って軽井沢へ。軽井沢に居ても家とテラスだけでど こにも行かない私、友人達も一度テラスに座ると「あのお店は次でいい や」と ずっとテラスに居る。グルーミーなお天気で外でランチをするには少し寒い今日 も、私はやっぱりテラスで頂きたい。体も温まるあんかけの固焼 きそばでチャ イニーズランチ、デザートを頂く頃にはすっかりぽかぽか。風の音を聴きながら ごきげんなランチになる。 page top

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